教えてもらうより気づく
基本的に人間は人に教えてもらう(インプットのみ)より、自分で気づく方が覚えはいいですよね。
気づくと言うのは、何にもないところから気づく事もありますが、大概は何かヒントのような物があって、それと今迄教えてもらってきた事や自分の経験などとの関連性を発見する事で気づく事が多いのではないでしょうか??
と言う事は、自分で気づく事の多い選手は教えてもらうだけの選手より遥かに早いスピードで物事を会得していきますよね?
そして関連性を発見して気づくには、とことんこだわってやり続ける事も必要なのではないでしょうか??
例えばAとBと2つの事項を知ったとします。
普通なら2つだけなんですが、とことんこだわってやり続けて、2つの関連性を気づく事が出来るとすると、A→B(Aから見たB)とB→A(Bから見たA)と2つの気づきを得られます。
つまり2つ習っただけなのに、4つ習うのと同じなんですよね。
これはべき乗で増えていくんです。
2つ習ったら4つ、4つ習ったら16…
結果として「凡人と天才の差より、天才と天才の差の方が大きい」のです。
そうなると、コーチ要らないですよね(笑)。
つまり選手が日々の練習で何を考えてやればいいのか?を教えると言う事は、
- コーチが出すヒントをとことんこだわってやり続ける事がまず大事。
- その次にそのヒントから何を気づくのか??
- この2つの過程を練習を通して行なう癖付け。
具体的な方法は全く思い浮かばないのですが、習い始めた初期はコーチの指導をキッチリやっていって、そのうちに自分で考え出していき、最後は自分流を発見すると言う理想的な選手の成長と言うのは、こういった事なのかな?と思いました。
自分が出来ている、とは全く思えないです。
良いヒントの出し方や、その選手がどれだけ理解しているのか?と言う見極めは本当に難しいですね。
例えばドリルの中で、あるテーマを与えてやる場合にも必ず「裏テーマ」がある事を伝えてます。コーチが求める裏テーマって何だ?と言うのをテニスのプレイで表現する。
聞いてみれば「あー!なーんだ。」と言った簡単な物ですが、実際気づくか?と言われれば…。
そんな事を繰り返してます。
今は技術的には足踏みかもしれませんが、後々凄い重要なファクターになると信じています。