指導について
先日あるレッスンでの出来事です。 ジュニア選手のサーブを見ていた時ですが、どうしてもトスをあげる時に頭を傾げるのです。必ず右側が上がって左耳が下になるくらいになります。 その結果体軸は崩れ、トスもバラつき、サーブも入りません。 最初はバランス…
テニスの戦術には順番があると思っています。 コートに入れる(続ける) コースを狙う(動かす) 良いポジションを取る(陣を作る) 自分の武器を使う(攻める) 相手の弱点を突く(弱らせる) 4と5は逆にする方もおられるかも知れません。 あくまで基準です…
個人的に思うチャンスボールの練習について、書いてみたいと思います。 まずこの3枚の写真を見て下さい。 説明は後で。 まずコートを借りて練習するとしましょう。 球出しからスタートしてラリーが続いて、何球かしたらチャンスボールが来ます。 それを叩き…
つい先日にある生徒さんからの質問がありましたので、それを。 「力を抜け、脱力しろ。」と言われていて、それが上手くいかないとの事でした。 脱力?? 個人的には脱力と言うのは、全く力の抜けた状態で緊張感がないものだと思っています。 そして今回で言…
3ヶ月書いてなかったのに、不意をついてもういっちょ連続で書きます(笑)。 と言っても簡単な話ですね。 「セカンドサーブの練習」 についてです。 試合が近くなると、当たり前ですがサーブ練習は増やすべきです。 その際取り組み方にも、 入る場所や球種ば…
3月になっちゃいました。 ついこの間年明けのご挨拶を書いたところだと思っていましたが、早いものです。 コロナ禍は依然として続き、試合会場の雰囲気もだいぶ変わってきたのでは無いでしょうか?? いくつかの試合があり、ありがたくも優勝してくれる選手…
新型コロナウィルスの感染拡大により、各地のジュニア大会が軒並み中止や延期になる中、とうとう夏の全国大会も中止が決定しました。 と、言うことは夏前の地域大会も中止になり、選手によってはラストイヤーだったりして、なかなか辛く切ない時期となってし…
コロナウィルスによる大会の中止などが相次ぎ、選手達のモチベーションの行き場所が難しい時期です。 その為先日雨の日に、プレイヤーズクラスでミーティングを行いました。 その中で「試合の流れを読む」と言うテーマが出てきました。 ゲームが進めば相手の…
昨日北九州市で行われたJPTAの全国大会に、アーネストからは糸永龍矢選手が14歳以下で出場しました。 1R大阪の選手相手に勝ち上がって、2Rは熊本の同年代の選手と。残念ながら3-6,4-6で敗退しました。 個人的には、練習で取り組めた事の60〜70%が試合で出る…
技術と言う字は「技」と「術」に分けられます。 技はテクニックですよね。 では術は?? 術=戦術(タクティクス)だと思います。 基礎テクニックの練習の時に、戦術的要素を入れておくことが、年齢が上がった時に違いが必ず出てきます。 「ただ打ってるだけ」…
インパクト時のラケットについて、今アドバイスしている事を。 基本的に当たる瞬間はラケットは地面と垂直になっています。 スピンだから伏せ気味とかは、ほぼ無い感じです。もしあったとしても5°以内位では無いでしょうか?? そしてそれに加えて、ほぼ地面…
遠征やキャンプが続いたシーズンが終わって、ようやく一息ついています。 アーネストではここから3カ月はじっくり腰を据えて技術の変更に取り組みます。 大きな試合の予選などもありますが、来シーズンに向けて「変わった!」と思わせる何かを作るために必要…
2019年の全日本ジュニア14歳以下男子シングルスにアーネストの糸永龍矢選手が出場しました。 九州勢では一番低いランクでの出場だったので、ドローは期待していませんでしたが、第6シードとの対戦で、1Rで負けてしまいました。 酷暑の中の試合という事で、フ…
先日ダニング=クルーガー効果というものを知りました。 Wikiによると ダニング=クルーガー効果(ダニング=クルーガーこうか、英: Dunning–Kruger effect)とは、能力の低い人物が自らの容姿や発言・行動などについて、実際よりも高い評価を行ってしまう優…
先日あるコーチとのやり取りで話題になった事を備忘録として残したいと思います。 今アーネストでも選手に伝えているのが、テニスという競技は「どうなったら点が取れるのか?」です。 バレーボールはボールが地面についたら。 サッカーはゴールにボールが入…
少しFacebookにも書きましたが、最近様々な方がシェアされていたこの記事について、個人的な考察を書きたいと思います。 伊達公子が没頭した修士論文の中身。砂入り人工芝は日本テニスの大問題。(Number Web) - Yahoo!ニュース タイトルを見ると、「世界に…
最近の練習でテーマにしているのは、九州ジュニア前なので試合についてがほとんどです。 ラリーを安全に攻める事。 「つなぐ」ではなく「守る」事。 「守る」だけではなく「切り返し」を考え選ぶ事。 一つ一つを確認しながらドリルに取り組んでいます。 ただ…
6/11でアーネストも3周年を迎えました。 本日から4年目に入ります。 正直に言うと、順風満帆とは行かないです。でも、初心を忘れず取り組み続けたいと思います。 先日Twitterにてこんな記事を見つけました。 超簡単!全人類がやったほうが良いワークはこれ!…
アーネストで指導する時によく話す話として、「歩く時に人間はどこから動くか?」と言うものがあります。 例えば右足を前に出す時なら、まず動くのは左肩からです。 これはテニスの動作もほぼ同じで、右利きのフォアハンドなら、準備は左肩が動く事から始ま…
最近のセミナーでの学びを進めるたびに、人間が無意識に獲得する動作をもっと勉強しなければならないと思う様になりました。 呼吸 咀嚼 嚥下 姿勢 歩行 などなど。 でも専門的な知識が必要だと思うので、そう言った専門家の方々にお任せするのが一番かも?と…
3/27〜4/1に宮崎県シーガイアテニスアカデミーで行われた「マッチタフキャンプ」に選手5人と参加してきました。 小浦塾と違い、試合でのメンタル面に焦点を当てたキャンプです。 一概にメンタルと言うと心理学的な手法がとられますが、そうではなく現場で使…
最近ジュニア達に足に関するトラブルが多い。 「勿体ない」と言う気持ちは本当に分かるけれど、もう小さくなった靴をいつまでも履くのは絶対良くない。 足指も動かなくなって、結局膝や股関節に痛みが出てしまう。特に成長痛が出る子ってコレが多い。 物を大…
先日ある方と、ある選手の話を聞いて思った事を書きます。 あくまでも、今までの僕の経験からの個人的な意見なので、悪しからず。 その方のお話を聞いていて思ったのは、子供達のテニスに対して、過剰に結果を求める必要は、個人的には無いと思っています。 …
引き続き小浦先生の著書から、僕が今コーチとして最も気をつけている所を…。 「ミル」と言う漢字はいくつもありますが、そのミル事をする眼は2つあります。 1つは実際目の前で起こっている現象を見る眼です。 相手やボールや環境などの情報は80%眼から入…
先日出版された小浦先生の著書「華麗なる技〜千変万化の術〜第一部」から、僕の感じる所を少しずつ書いて行きたいと思います。 人体機能へのアプローチについて、指導に関わる者ならば知りたいと思う部分ではあると思います。 よく小浦塾で教えてもらえる内…
小浦先生のお許しが出たので(笑)、少しずつ本の内容について僕が思うことや、実際にアーネストでどんな事をしているのか?を書きたいと思っています。 夏の小浦塾は、実際にこの本に沿った内容だったと思います。 テニスの素質とは何か? と言うテーマにつ…
この度小浦先生の著書が発売されました。 「華麗なる技 千変万化の術 第一部」 先程読み終わりました。 内容が濃いので、かなり読むのに時間がかかりました。小浦先生の頭の中を少し覗けたような気持ちになりました。 各章に分かれてはいますが、内容は全て…
今回のキャンプの後半は、内容を広げると言うより掘り下げるものになりました。 選手に求める動きを、実際どれだけの達成度が得られたか? 5〜6割でオッケーにしている選手はほとんどの中、100%達成を求めてコーチ側が追い込んでいきます。 フィジカル面でも…
今年も宮崎県のシーガイアテニスアカデミーで恒例の小浦塾SummerCampが開催されています。 アーネストからは今回初めて6人もの選手が参加しました。 最近の小浦塾ではクロストレーニングとして、空手や体操や陸上や野球などのトレーナーや指導者の方がゲスト…
アーネストのプレイヤーズクラスは13〜15日のお盆の期間に昼練を行なっています。 夏の大分県の大会が終わり、後は月末の大会に備えて、強化練習をしました。 結果がコーチとして全く満足のいかないものだったのもあります。自分の力不足を本当に感じました…