Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

チャンスボールについて

 

個人的に思うチャンスボールの練習について、書いてみたいと思います。

まずこの3枚の写真を見て下さい。

説明は後で。

f:id:teamnorth2002:20210626094000j:image

 

f:id:teamnorth2002:20210626093956j:image

f:id:teamnorth2002:20210626094004j:image

 

まずコートを借りて練習するとしましょう。

球出しからスタートしてラリーが続いて、何球かしたらチャンスボールが来ます。

それを叩き込んでポイントが終わったとします。

 

10球程度でラリーが終わったとしたら、ニュートラルで続けたり、オープンコート作りに行ったり、ハードヒットしたり…

ようは繋いだり崩したりは9球。

 

でもチャンスボールを決めに行くのは1球しかやってないですよね。

 

試合では難しい状況を切り返す事もありますが、チャンスボールを見逃さずしっかり決める確率が高い事はめちゃくちゃ重要なのは、誰もが知っています。

 

しかし楽しくラリー練習をしているだけだと先程のラリーでは1/9しか打ってません。

なんならスクールだ「繋ぐのが美徳」になっていて、チャンスボールも丁寧に打ちやすい場所に返してしまう方も。

打ち込んだら顰蹙買う様な雰囲気があったりして…(特にボレーボレー)。

 

試合に勝ちたいと言いながら、圧倒的に練習量が少ないと思います(特にスマッシュ)

 

チャンスボールを決める時に重要なのは、シンプルに準備の早さだと思います。

相手の時間を奪うと言う事は、自分の時間も無くなるわけですから。

 

例えば先程の写真のシーンは3枚ともテイクバックがほぼ終了した状態。

目線はどこを見てるでしょうか???

「下」ではなく「前」ですよね。

 

こうした早い準備と決める「経験」がチャンスボールへの強さを作っていくと思います。

これが出来ていなければ、ボールは甘くても決して「チャンス」ではないですよね(笑)。

 

そしてメンタル的にもチャンス!と思うと「これを決めたら…」と先に意識が飛びます。

意識が飛ぶと目線も飛びます。

「えーい、いってまえ!」では決まらないのです(少なくとも相手が手強い場合)。

それだけに試合の場面を考えたチャンスボールの練習をしないと、ただの短いボールの打ち込み練習になってしまいます。

f:id:teamnorth2002:20210626153001j:image

 

そして、個人的に指導の場で伝えるのは、

「そこに個性はいらない」

と言うことです。

 

ニュートラルからの崩し方には個性が出ると思います。

ハードに打っていくのか?

相手を振り回していくのか?

色んなボールを使ってバランスを崩していくのか?

などなど

 

しかしこと決めるのは、個性を決めずに決めたことをやり切る部分が必要なのではないでしょうか??

それだけにどんな選手でも取り組んでおかなければならない練習だと思います。

 

f:id:teamnorth2002:20210626153330j:image

 

オープンコートにしっかり打てる。

相手の動きを見て決断する。

その為の自分のバランスが崩れない早い準備。

などなどをどれだけ精度高くできるか?

「飽きる」「慣れる」事で、クオリティを落としていては身に付かない練習です。

どれだけ同じパターンでもしっかりいけるか?

 

 

書いてる途中で、今のレッスンでのこの部分の練習の少なさを感じます。

早速今日から取り組みたいと思います!!(笑)

 

f:id:teamnorth2002:20210626153523j:image