Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

目標について

目標の設定は、モチベーションの為にも必要である。
特にジュニアと言われる年代は時間軸を感じる事が鈍い。なので物事を達成する為に逆算をする事が苦手であると言える。


夏休みの宿題を、誰にも言われず計画的に終わらせる子供なんて見た事ないし、そういう子は「大人びている」と言われると思います。

テニスでも同じで、目的とする大会に結果を出す為にこれだけの努力をしなければならない、と言うのが分かっていても出来ない。
明確な、しかも達成出来そうな目標設定をする事はジュニア選手にとっては必要である。


但し、だからと言ってあまりにも現実感のみで設定するのも考えもの。
地域大会のBest4を目標としても、その地域大会を優勝する努力をしている選手が1番から4番になる。最初から4番を目指している選手はだいたいBest16とかで終わる事が多い。

関わる大会すべてを優勝を目指す、と言うのは無謀ではあるが、ある程度の自信を持って大会に挑む位でないと、目標は達成出来ない。
もちろんその自信は練習でしか得られないし、その練習を厳しく出来ない選手は目標達成は出来ない。

目標を達成したと言う結果よりも、それを目指した練習と言う過程を大事にしないと結果は出ないと言う話になる。

実際プロの選手でも、練習の実力の60%程度しか試合では出ない。
70%行けば調子が良い方である。
なので、練習とはその70%を80%にする事ではない。
元の100%を上げる事になる。

つまり自分の全力の限界を超える事が、自分の試合での実力向上になると言える。
それを理解し実践するジュニア選手は少ない。つまり、少ないから勝ち残れる。
誰もがそうやって努力をすれば、もっとジュニアテニスのレベルも上がると思われる。
しかし、実際は本当に少ない。

やるべき事をキチンとやる子は本当にチャンスがあると思う。