Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

「で、どうするの??」

僕がレッスンの時に、ジュニアによく言うセリフです。

「で、どうするの?」


ジュニア達はレッスンのドリルの中や試合形式の中で、テニスと言うスポーツの性質上様々なミスをします。

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なので、ミスと言う事に対して「なんでそんなミスをしたんだ!」と責める事はほとんどありません。
もちろん多過ぎたら、さすがに言いますが…(笑)。

それよりも、そう言ったピンチの状況になった時に、

「で、どうするの?」

と言うセリフを頭の中で自分から出して欲しいのです。
「やる事がなくなった」とか「真っ白になった」とかではなく、何とか勝つための方法を探し続けて欲しいんです。

結果として経験不足で見つからなかったとしても、その方法を探し続ける過程はめちゃ大切だと思います。


与えられた情報に対して、素直に従う選手では、与えられる情報が無くなった時に何も出来なくなります。

まだレベルが低くてアイデアが湧かない時には、コーチに引っ張ってもらうのもアリだとは思いますが、中学生になったのなら自分の発想をもっと出して欲しいと思います。

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小浦先生が以前「コーチと選手との関わり」について、小浦塾の合間にポロっとおっしゃってました。

コーチは選手がまだ幼い時(選手としての習熟度が)には、引き上げてやったらいい。
先導して道を開いてあげる事が大事。

しかし、選手とはその後にはパートナーとして共闘していく意識に変わっていく。

最後は選手自身が自分流を見つけて、コーチはそのサポーターとして付き合いが変わっていく。

いつまでも小学生のジュニアの様に、子供扱いしていたら、選手の可能性を止めてしまう、と話されてました。

もちろん全ての選手が理想通り伸びるとは限らないのですが、選手の側にそう言った自立する準備をさせておくことは、低年齢の選手を預かるコーチの責任ではないでしょうか??

保護者の方の関わりなどもあります。
全てを保護者の方がやってしまうと、選手自身が自分のテニスに責任を持たなくなってしまいます。

毎日のレッスンの送り迎え
ガットの張替えの申し込み
レッスンの振り替えの申し込み
試合の申し込み…
などなどを保護者の方は出来るだけ選手自身にやらせて欲しいと思います。

失敗してもいいと思います。
で、失敗したら「で、どうするの?」です。
自分の試合の日程や目的などに興味を持っていない、そんな選手になって欲しくないんです。

そう言ったジュニアの「で、どうするの?」と聞いた時の、フリーズ具合は凄いですよ(笑)。

全く話さなくなります。
もう考えるのを放棄してしまいます。
多分試合でもこうなんだろうなぁ、と。

案外技術はあるのに試合に勝てないのは、こう言った部分に大きな理由があるのではないでしょうか??

もうこの部分に関しては、ずーっと試行錯誤です。
どうやったら分かってもらえるんだろうか?
どうやったら動いてくれるんだろうか??

一番の悩みですね。

これからも試行錯誤は続くと思いますが、自分自身が先ずは思考停止しないように動き続けて行くことで、いつか答えが見つかればなぁと思います。

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