Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

小浦塾SUMMER CAMP 2015を終えて思った事。

今年の小浦塾SUMMERCAMP2015が終了しました。

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たくさんのジュニアが参加して、内容も目からウロコの五日間でした。
内容に関しては追い追い書くとして、ちょっと思った事を。

良く「相手の気持ちを考えろ」と言いますよね。
テニスにおいては、それが出来ないと「相手が何を嫌がっているのか?」とか「相手が疲れているのか?」と言った情報が分からないまま、自分の好きなプレイをワガママに展開して終わりになります。
テニスの事だけではなく、そう言った日々の出来事に対する事柄が、結局はテニスに関係するのです。

今回小浦先生も、「日常生活の上に、競技生活がある。」と話されてました。

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「一を聞いて十を知る。」と言いますが、逆に「日常にある身の回りの全ての十を、一つにまとめる」事も大事なのでは?と思いました。
日常にある全ての事を、自分が賭けた一つ事の為に注ぐ事。
漢字で「士(もののふ)」と言うのは、そう言う事なのではないでしょうか??

テニスでも勉強やご飯やトレーニングやストレッチや人間関係や…
日常生活全ての事を「テニスの為」と考えて行動する。
剣道や柔道などの「道」と言う言葉が付くモノだけではなく、スポーツに賭ける選手は「士(もののふ)」と言えるのではないでしょうか??

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それも私利私欲だけではなく、そこに「心」がある事を、「志(こころざし)」があると言うと思います。

夢を持つのも大事だし、目標を持つのも大事です。
でも、志を持つかどうか?も凄く大事なのではないでしょうか?

今まで見てきたジュニアの中にも、最後までそう言った「日常生活がテニスにも関係ある」事が理解出来ないジュニアも居ました。
競技生活を辞めた後に、結局テニスから何を学んだか?という事もテニス選手として重要だと思います。

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それをどう子供たちに伝えていくのか?
特に小学生の年代に伝えていくのか?は本当に重要です。

今回の小浦塾の様な機会に、子供たちだけで生活をすると、たくさん見えてきます。
保護者の方々が介在しない世界での子供たちだけでの世界で、どう成長出来るか?
数々の失敗をする筈ですし、失敗しないと分からない事がたくさんあります。

でも自分で動いて失敗して怒られる事は、子供たちにとっては重要な体験なのです。
保護者の方々が先にレールをひいて、「失敗しない様に失敗しない様に」している事が子供たちにとってどれ程の成長の機会を逃しているのか?

僕たちコーチも子供たちから学ぶべき事がたくさんありました。
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