Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

お約束のパターンを作る

ここの所イベント続きでバタバタです。
ジュニア育成クラス対象の1DAY合宿を行っていまして、朝からそれこそ晩までほぼぶっ通しで働いてます。
久しぶりです(笑)。

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「身体を使って打つ」と言う大変重要で漠然とした(笑)テーマを知らないうちにつけられていましたので、今回は股関節とお尻の筋肉を使うことをテーマにしました。

午前は技術練習で、徹底的に意識して追い込みます。
トレーニング1時間、球出し1時間、ラリー1時間。

で、午後からはそれを使っての試合。

その試合の前に、球出しでお約束パターンの練習をしました。
ベタな攻撃ですが、クロス→クロスのパターンとストレート→ストレートのパターンです。
そして、崩れたらすぐ前に入ってボレーで仕留めに行く!

その二つのパターンを股関節を使ってコースを隠して出来るか?
いつもの球出しメニューに近くても、試合のパターンや動きを意識すると、格段に難しくなります。

選手として簡単なドリルであってもテーマをもって取り組めば、めちゃくちゃ練習になる事を理解をして欲しかったんですよね。
ところが何名かは午前のショット練習と比べて見るからに集中力が落ちたジュニアがいます。
練習の好き嫌いがある子達です。


実際その後の試合では、ベタなポイントパターンを使おうとして失敗している子と、使う気もなくてある程度ポイント取っている子とがハッキリ分かれました。

常々ジュニア達には「悪い成功よりも、良い失敗を!」と伝えています。
練習した内容を試合で使って失敗しなければ分からないことはたくさんあるし、使おうとする勇気が上達には不可欠です。

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たかが単純なポイントパターンであっても、自分達が出来ないのであればどんどん使って慣れるべきだし、そう言ったテーマを考えた練習の大事さが分からないと、結局ただのショットコンテストみたいな試合になります。
パワーショットをコートの真ん中に集めているだけ…。

スピードとパワーだけの勝負では、よっぽど飛び抜けなければある程度迄しか勝てません。
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ですから、自分のパターンを作ると言うことが試合への直結した練習であるのにも関わらず、使わないのは今は勝てていても今後はしんどいと思います。

もちろんショットクオリティを無視しているわけではありません。

しかし同じ様にゲームクオリティも意識していかないと勝てない。
バランスが大事だなぁと思いました。

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