Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

プレイ中の呼吸について

ファンクショナルトレーニングでも、スタビリティ(固定)する筋肉とモビリティ(動かす)筋肉の協同と分離が言われていますが、実際のプレイの中で意識しながらは中々難しい。

しかもジュニアに伝えるとなると更に難しい。トレーニングを通じて実感してくれるのが一番なんですが。

トレーニング中にも呼吸のタイミングはよく言われますが、テニスの時は??
トレーニングの場合は抗重力の方向へ動かす時に、呼気をするのが一般的です。
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テニスの場合はいつ吐いてるんでしょう?
選手の試合の時の声を聞くと、打つ時には吐いてますね。
しかし打つ前はどうでしょうか??
力をローディング(溜める)する時にも吐いてそうです。

以前、小浦先生が呼吸についてこんなアドバイスをされてました。
力を溜めた時に一度吐いて、打つ時にも吐く。息は2度お腹から吐く。

しかもこの2度の息の間は吸わない。

そう言われて伊達選手のプレイを見ると、確かに二回していますね。

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お腹から吐く事で呼吸に関係する筋肉が反応して、体幹が安定する効果があるんだそうです。まさにファンクショナルトレーニングで言うスタビリティですね。


また心肺的にもしんどくなってくると、無呼吸になりがちです。無呼吸でのショットは力み過ぎを生みます。実際バテやすい時は無呼吸で打ってます。

速いテンポのラリーで先に無呼吸になった方が、ミスが出やすいと言うことになりますね。

呼吸を意識する→無理矢理声を出すことでコレを1ショットでも回避できるのなら、使わない手はないですね。


たくさんの効果がある呼吸ですが、レッスンの中で意識して指導していることは少ないと思います。意識する事で楽にテニスしたいですね。


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