Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

守備について


当たり前ですが、テニスには攻撃と守備があります。
そして攻撃にもスピードやパワーを使った攻撃と、ドロップやアングルなどを使った攻撃があります。
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同じ様に、守備にも「攻撃的な守備」と「守備的な守備」があります。

「守備的な守備」は、スライスやループボールを深く打つこと。
相手に連続攻撃をさせない、もしくは連続攻撃を遅くさせるのが目的です。

そして「攻撃的な守備」は、少し守備的なポジションからでも初速の早いスピン系のボールなどを使って、攻めつなぎをします。
相手に連続攻撃をさせないだけではなく、そこから攻撃に転じられることを目的とした守備です。


ジュニアを教える時に、皆んな攻撃には凄く興味を示します。
自分が相手を振り回してポイントを取ることは、誰しもが好きなはず。

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しかしテニスはエースよりミスの方が多いスポーツです。
確率からは逃げられません。
いわゆるパーセンテージが重要です。

なので、特に試合前には時間を取って守備の練習をたくさんします。

そして「守備的な守備」⇔「攻撃的な守備」⇔攻撃の切り替えがどれだけ早く正確に出来るか?をメインにしたドリルをたくさんこなします。

野球やサッカーと違うのは、テニスは守備でもポイントが取れる事です。
なのでどれだけ攻撃的な守備が出来るか?と言うのは、かなり重要な課題となるはずなのです。

現在のトップはジョコビッチですが、彼の持ち味は、まさにこう言った点にあるのではないでしょうか??

過去のチャンピオンを見ても、派手な攻撃面の裏には必ず素晴らしいディフェンステクニックが存在するはずなのです。

それはジョコビッチやマレーやヒューイットなどのカウンターパンチャーに限らず、フェデラーサフィンなどの攻撃的なプレイヤーにも必ず標準装備されている、れっきとした武器なのです。

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この重要さに気づくプレイヤーとそうでないプレイヤーは、レベルが上がるほど差が出てくるのではないでしょうか?
そしてディフェンスには強靭なフィジカルは必要不可欠です

最近のトッププレイヤーが、必ずフィジカル向上をしているのは、こう言った意味もあるのではないか?と思います。

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フェレールやモンフィス、そしてナダルの肉体美は、彼らのテニスには必要不可欠なのですね。

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