Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

テニスへの興味について。

先日選手クラスの小学四年生を教えていて、驚く事がありました。
もう次は五年生に上がろうかというジュニアで、試合もたくさん出ていて、一人は九州レベルなのですが…


テニスへの興味がほとんどないのです。
自分のテニスへの興味はあります。ではなくて、プロの選手がどうだとか、そういう意味での興味です。
先日行われたオーストラリアンオープンの優勝者も知らないことから始まりました。フェデラーと同国のバブリンカです。名前が特徴があるので、大阪では結構小さい子も知っていました。

ランキングで世界1位を男女とも知らないのもビックリ。
次のグランドスラムも知りませんでした。
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そればかりか、自分達が将来出たいと言っている大会の出場条件も知らなかったんです!!!!
とりあえず直近では3月に九州小学生大会の大分予選があります。それに勝てば九州小学生、それに勝てば全国小学生なのに…。
去年初めて九州小学生見に行った時に、見に来ていた子もいましたが、何の大会か分からずに来ていたわけですよね…。

もちろん全日本ジュニアも知らないし、ITFジュニアも知らない。
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将来の夢は?と言うと「プロテニスプレイヤー」と言うけど、今年の目標は?と聞くと大分年齢別ベスト8とか返って来る。現実的なのか、知識がなさ過ぎるのか…。

しかし、この子達の年下の二年生にはプロ選手に凄く興味がある2人がいます。ま、ミーハーなんでしょうが、やはりウェアや選ぶラケットだけてはなく、プレイの態度などがどこか「垢抜けて」います。

テニス選手らしさ、みたいなのを目指している感じが見て取れます。
求めるものがハッキリしていれば、態度ややる事も変わってきます。

保護者やコーチ側が少しずつでもジュニアに情報を与えて、興味を引いていくことが大事です。

もちろんモノマネだけがイイとは思いませんが、やはり最初は憧れの選手がいて、それを目指すのが分かりやすいです。

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逆に同じ二年生でテニスの実力は変わらないですが、興味がないジュニアはやはりチグハグな感じがします。
ショットは上手いけどゲームがイマイチとか、ゲームですぐドロップなどかわす方に走るとか…。
ドロップじたいが悪い事だとは思いませんが、選択肢の一つですよね。
手っ取り早くポイントを取りたいがために、お互いドロップショットの落とし合いしてるゲーム見ると寂しくなります。


そしてプロ選手の華やかな姿を通じて、その裏での勝つまでのメンタリティやトレーニングを感じてほしいですね!

「結果よりもプロセス」

それを分かるジュニアになって欲しいです。