Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

正しい選択について

選手の能力(だけとは限りませんが)として重要な事に、「正しい選択をする。」事が挙げられると思います。

それこそコートの上でストレートに打つのか?クロスに打つのか?の選択もそうですし、単純に攻めるのか?守るのか?と言った選択も。

f:id:teamnorth2002:20150202113607j:plain

またそれ以外の日常レベルでも、大事な試合が近いのにも関わらず学校の遊びで無理をして怪我をするのも正しい選択とは言えないですし、明日の試合の為に早く寝て回復すべきなのに、ゲームやテレビで夜更かししていたり。

僕が以前聞いた話で、選択についての印象的な話を紹介したいと思います。

一つは松岡修造さんの話。
メンタルトレーニングを始めた時に、そのコーチから言われた内容です。
レストランに入ったら、できるだけ早く注文を決めること。

これも選択を迷わないと言う話だと思います。
迷うという事は、時間がかかります。
考えるのに時間がかかるという事は、行動するのにはもっと時間がかかります。
素早い選択→決断を日常レベルでトレーニングしていた、と言うお話だと思います。

f:id:teamnorth2002:20150202113708j:plain

二つ目は錦織圭選手の話。
ジュニア時代には自分に体力がないのを自覚していたそうです。その為彼の遠征時は、体力回復の為にどこででも寝る子だったそうです。

あるフランス遠征の時に、試合期間中に「せっかくのフランスだから」とコーチがエッフェル塔見学をジュニア達に提案しました。
他の参加ジュニアは、連日試合のストレスもあり喜んで参加したそうです。
ただ錦織圭選手は試合の疲れからの回復を理由に、参加をしなかったそうです。

本当に勝つ為の遠征中の行動としては、正しい選択だと思いますし、子供は友達と同調したがりますが、自分のやるべき事をキチンと理解して行動していると言うお手本になる話ではないでしょうか?

f:id:teamnorth2002:20150202113812j:plain

子供達に実際伝えているのは、正しい選択をするには、「勇気」がいること。そして、選択した結果は自分が責任を持って受けいること。

迷うのは失敗したらどうしよう?と言う気持ちがあるからです。
失敗を恐れずチャレンジする勇気は、正しい選択には非常の必要なのではないでしょうか??

また自分が選択した結果を、他のものに転嫁しないこと。
ラケットが、ガットが、シューズが、ボールが、相手が、コーチが、練習仲間が…。
いわゆる言い訳です。

選択前ならいざ知らず(それなら自分で対処すべき)、選択後の結果が悪いから言い出すのは、選手としての自覚がないのではないでしょうか?

前述の錦織圭選手の例でも、エッフェル塔を見に行って疲れてコーチのせいにするのか?と言う事です。

ジュニアの時代に自分で選択して失敗しないと、本当に大事な場面での選択が迷います。

テニスを通して学べることの一つではないでしょうか?

f:id:teamnorth2002:20150202114910j:plain