Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

全てのことは直ぐには出来ない

先日大分市ジュニアテニス大会を引率で見にいきました。

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EARNEST TENNIS ACADEMYの選手の結果としては準優勝ラッシュになりました。

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今回の大会は九州につながるものではなく、

プレイヤーズクラスの選手は、来週からの九州ジュニアへの調整も含めた試合出場でした。

 

課題がそれぞれ発見出来たので、出場して良かったと思います。本番でしか分からないことと言うのは、本当にたくさんあります。

何より本人達が気づいて、本人達の口から課題が出てくるのは試合の後が一番多いですから。

 

ただその試合の評価だけで終わってしまうのは、せっかく出場したのに勿体無いです。

次への課題を見つけられたかどうか?

自分の強みや弱みを理解出来たかどうか?

試合に勝ち切るためのメンタリティを考えられたかどうか?

 

それを試合後にコーチと話し合う事で言葉にして言うのが重要だと考えます。

宣言すると言うことは、自分に誓約をすると言うことですので。

 

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そんな中で今回は、あまり大きな大会ではなかったせいか、他のコーチの姿も少なくて、保護者の方々が引率されていました。

コートの作りのせいで、保護者の方々の言葉が良く聞こえます。

「何でサーブ入らないかなあ?」

「何であんなところ打つかなぁ?」

「何でバックあそこ打つかなぁ?」

などなど…

 

基本的に出来ていない事への評価を声高に話しておられました。もちろん試合後の子供達にも…。

特に11歳以下などはそうですが、出来ていない事が多いのは当たり前です。

大事なのは以前と比べて練習で取り組んできた事が出来るようになった事への正しい評価だと思います。その上で次からの練習で取り組むべき課題の発見です

 

何でも「褒めろ」と言っているのではありません。

もちろん出来てもいないのに、「おだてろ」とも言っていません。

褒めるとおだてるはそもそも全く違います!!!

 

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特に低年齢の選手達に知って欲しいのは、勝った試合でも内容があまり良くない試合もあれば、負けた試合でも内容が良い試合もあると言う事だと考えます。 

 

勝ったら全部オッケーで負けたら全部ダメ!と言う感想を言ってくる子供達が、次への課題は…と言う話をしても、話になりません。

もちろん本人の負けず嫌いが強いからそうなるんでしょうが、そんな感情的な事に大人が一緒になって感情的に「だからダメなんだ!」と突きつけたところで、本人は充分分かっているんです。もしくは負けた事に対して「頑張ったんやから、良いんやない」。

終わった後に「どうやった?」と聞いても、「ダメだった」「相手が上手かった」「やる事なかった」と帰ってくるのは黄色信号です。

勝ち負けだけにこだわって、逆に勝ちから遠ざかっています。

 

まだ小さいから分からないなんて事はありません!その子なりのレベルで分かることはたくさんあります。

試合後に話しても、子供より親御さんの方がたくさん試合の事を話してきて、子供の発言が少ないと言うのは良くあるパターンです。

 

「正しい評価って難しい」と言うなら、アドバイスはプロであるコーチに任せて欲しいんです。分からない事があればコーチから保護者の方々にお聞きさせてもらっています。

コーチ側から見れば、「レッスンで取り組んでいる事の進捗状況を確認」出来るのも試合です。

その為に出来るだけ時間の許す限り大会へは足を運びますし、行けなかった大会でも終わった後に報告に来させます。

試合も大事ですが、僕にとっては試合後の選手との話し合いの方がもっと大事です。

 

 話し合いの最後に、「他に気になることは?」と聞いたら、やっぱりある時期から「フォアの〜のショットが…」と自分から課題を見つけて、その解決法を話してきます。

 

なんやったら試合と試合の合間に「ちょっとバックがアウト多いんですけど、どうなってますか?」と聞いてきたらもします。

自分から聞いてきてくれれば、しめたものだと思います。

 

成長が見れるときって色々あると思うのですが、そう言った時に感じられると思っています。

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来週からは九州ジュニアが宮崎県で行われます。

五日間ほどの遠征になりますが、今回は初めてTEAM EARNESTとして5名引率して行きます。

1人でも全日本ジュニアにチャレンジできるように、サポートしたいと思います!