Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

メンタルについて

いよいよ7月で、夏の試合シーズンの幕開けです。

先日も大分市内のジュニア大会があり、試合を見ていて「メンタル」って本当に大切だと感じました。

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難しい心理学的なメンタルも、学術的で面白いのです。

ただ僕が今回「やっぱりそうだよな」と思った内容は、以前修造チャレンジでボブ・ブレットが「プレッシャーを感じる時にはどうしたらいいか?」と言う質問に対する返事と、小浦先生のマッチタフキャンプでの座学の内容とで、全く同じ内容がありました。

その内容は、今回の選手達が苦しんでいた内容にピッタリ当てはまります。

 

その内容は聞いたら当たり前なんですが、それが真実なんです。

一番馴染みがある言葉で、仏教でお釈迦様が言っている事と同じでもあります。

 

諸行無常」Impermanence of worldly things

この世の現実存在はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないことをいう。「諸行」は、この世の一切の事物と現象を指し(有為法)「無常」とは、一切は常に変化し、不変のものはないという意味。

 

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「諸々の事柄は常ならず」とでも訳すのでしょうか?

過去は変えられない。

未来はままにならない。

今現在に集中する。

 

今回の試合でも、「このゲーム取れば勝てるかも…」「この大会優勝できるかも…」と思った瞬間にテニスがおかしくなって、ショットが全く入らなくなっていました。

そんな選手は1人や2人じゃないです。

 

実際にあったのは、本人が思わなくても保護者の方々など周りが言いすぎて、おかしくなって実力が出せずじまいの子もいました。まだやってもいない試合に勝手にプレッシャーかかって、試合前から浮き足立っていました。

 

やってもいないポイントの事にとらわれる事ほどメンタルに影響がある事はありません。

やり終わったポイントはどうしようもないのに、いつまでもとらわれていてはメンタルに影響は必ずあります。

「〜たら」「〜れば」のワードが出てきたら要注意です。

 

過去にとらわれると、後悔が襲ってきたり根拠のない期待をしてしまい、感情がコントロール出来ません。

未来と考えると、結果を求め過ぎて過大な期待をしてしまい、足が止まったり無理なショット選択をしたりしがちです。

でも人間なので、必ずそうなりますよね。

 

必ずそうなる事を理解して、対処しようとする事は、普段の練習から取り組まないと難しいと考えます。

普段の練習での感情コントロールがいかに出来ているか?が試合での集中力に直結しているだな、と思い知らされました。

そういった取り組み方を教えていただいた宮崎県でのマッチタフキャンプは、本当に僕にとってまさに目から鱗でした。

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ゴールデンウィークにも2Day Campとして伝えましたが、引き続き選手達に発信し続ける必要があると痛感しました。

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