Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

身体のインパクトについて

最近のレッスンで取り組んでいる事で、「前に(上に)縮む」と言うのがあります。
ストロークなどで、「軸足を決めて力を溜めてインパクトに向けて力を出してボールに伝える」みたいな事はよく雑誌などでも目にします。

 

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確かにそれ自体は間違ってはいないと思いますが、その後の身体の動きを今は取り組んでいます。
大雑把に分ければ、
「力を溜める=捻る=下に縮む」

「力を出す=捻りが戻る=上に伸びる?」


の次に
インパクトに力を伝える=再び縮む」
と言うのを考えて打ってもらっています。

 

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これはストロークに限らず、サーブでもボレーでもそうで、まとめて表現するとなると「上下の反動」を使うと言う事になると思います。


強いボールや良いボールを打とうと言う気持ちだけだと、「前後の反動」を使います。


しかしテニスのストロークは必ずインパクトより少し上に打たねばなりません。ネットを越えて入れるスポーツですから、いかに上下に動いてボールを上手く落とすのも同じくらい必要な技術です。


しかし前後の反動ばかりを意識し過ぎると、上下の反動は失われていき、サービスラインの少し後ろくらいに落ちる、低くて速くて浅くて軽いボールになりがちです。


また重心を早く前に移し過ぎると、インパクト前のラケットも下がらず所謂「どフラット」になりやすいです。
14歳以下になってボールの強さだけを求めると、こうなる可能性は高いですよね。


前後の反動が悪いわけではなく、上下の反動とどう合わせるか?が重要だと思います。
そう言った使い方のタイミングを感じて、身体のインパクトを掴む事が出来るか?ですね。

 

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また、上下の反動も下から上だけだと薄い当たりのスピンロブみたいになりがちですが、その後縮む事で当たりの厚いドライブ系にもなりやすいです。


こればっかりは自分のグリップやリーチや、縮むタイミングを掴むしかないんですが、それをドリルにして組み立て取り組む難しさを感じています。


口で伝える事が難しい内容なので、どう体験してもらうか???が必要です。
そこで色んな道具を上手く使います。
選手側もその「感覚」を掴んでテニスに活かせるか??
その為にも普段の練習のアップやトレーニングやストレッチで、自分の身体をどう動かすのか?を意識して取り組む土台作りが必要だと思います。

 

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