ストロークのリズムについて
最近のジュニアの練習でテーマにしているのが、リズムを感じてラリーをすると言うことです。
その為に真逆のようですが、凄くゆっくりミニラリーをします。
出来るだけゆっくりとスイングします。
ただゆっくりスイングするのではなく、軸足はキッチリ決めて距離をキチンと確認します。
それよりも大事なのは、必ず真ん中に当てて成功させて打つと言うことです。
ゆっくりのスイングを成功させるには、単純にインパクトまでをゆっくりスイングしなければなりません。
そうする為には準備の早さが大事です。
ラリーでのミスの8割が振り遅れと言われます。
準備の早さによって、レイトヒットを少なくするのは、ストローク力には非常に重要ですよね。
リズム的にも「ゆっくりテイクバックして、慌てて打つ」ではなく、「素早くテイクバックして、ゆったり打つ」方が重要だと思います。
そして、ミニラリーからそのまま下がってラリーへ。
もちろんいつもよりも弾道が上がりますし、バランスも気にします。
自分のボールのペースを落とすからといって、フットワークのスピードを落としたりしていてはラリーが続きません。
こうしてラリーを成功させる回数を増やすのです。
そして、ラリーが続いてリズムが出てきたら勝手にスピードが上がっていくのが重要だと思います。
ラリーが続かずリズムもない。真ん中に当ててないミスヒットが多い状態で、スピードやパワーを求めるラリーをしてしまっては、試合で使える技術のベースにはならないのではないでしょうか?
選手本人も、自分の技術の改善点をしっかり意識しながら出来るペースと言うのがあるはずですし、各個人によってそのペースは違うと思います。
こうした「念入りなラリー」をして、ドリルをする準備をキッチリしてからやると、かなり調子良く進められますし、ここで調子が上がらなければ、ドリルに入ってもあまり良い結果にはなりにくいですね。
その日のスタートの練習と言うものを大事にする事は、選手としては非常に重要だと思います。