Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

運動連鎖について

突然ですが、問題です。


ストロークの準備をする時に、一番最初に動くのはどこでしょうか?

メディシンボールを投げる時にも一番最初に動くのはどこでしょうか?

人が歩く時にも一番最初に動くのはどこでしょうか?


基本的に人間がパワーを出したければ、捻りの力を使ってパワーを溜めます。
その時に準備する順番を間違うと、正しくパワーが溜まりません。

f:id:teamnorth2002:20150215163534j:plain

正解は肩からです。

では、その溜まったパワーを出す時、言い換えれば捻りを開放する時は、どこから動くでしょうか?

これは足からです。

つまりストロークの運動連鎖のイメージとしては、上から捻って下から打ちにいくのが順番です。

良くテイクバックを動いて軸足決めてから煽るように引く方がいますが、コレは順番が逆のパターンですよね。

f:id:teamnorth2002:20150215163931j:plain

まずはコレをイメージして打ってみるのは、なかなか有効なパワーアップの方法ではないでしょうか??

ミニラリーなどで、肩から反応して動くイメージでラリーをしてみる。
少しずつ距離を広げる過程で足からパワーを開放する
上から引いて下から打つイメージで、リズムを持ってラリーをする。

相手のバランスを崩したりする時に、こう言った相手のストロークのリズムを崩す事も有効です。
簡単に突然速く打ったりゆっくり打ったりすると崩れるのは、手押し相撲と似てますよね。

もちろん細かく言えば、最終的に足にためる時の足の着き方とか、フットワークとの関わりとかありますけれども…

まずはこの運動連鎖を一連の流れで一気にやると言う難しい事をやらなければなりません。
それには箇条書きで覚えるよりも、イメージが一番です。

プロのストロークのリズムや滑らかさを感じられる感性みたいなのも、ジュニアのタレントの一つかもしれません。
勘が良い子がどんどん上手くなっていくのも、こう言った感性でしょうし、前回に書いた「テニスを好きな子」はこう言った事に凄く興味を持ってプロの試合を見ますよね!

そして運動連鎖のスピード感も重要ですよね!
運動連鎖のスピードが遅いのに、ボールのスピードが速いのは、ただの手打ちの可能性が大きいです。
肘や手首や肩の障害につながりますので、注意が必要だと思います。

f:id:teamnorth2002:20150215165024j:plain