久しぶりにジュニアの試合を見て思った事。
昨日は久しぶりにジュニアの試合を見に行きました。
ジュニアといっても、低年齢の選手クラスと育成クラスの選手で、試合も少しレベル低めのモノだったらしいです。
大阪で言う所のサテライトみたいなもんですかね??
見てて思った事を忘備録として。
うーん、当たり前なんですが、技術が「出来る」のと、実際に試合で「使える」のとは違うわけです。
レッスンで見えてるのは「出来たかどうか?」で、「使えているかどうか?」はやはり本番の試合を見ないと分からない部分もあります。
ま、だいたいは経験で分かるのですが…。
で、やはり同じ技術レベルだったりしても勝ち負けを分けるのはそこら辺だったりします。
使うタイミングやシチュエーションやコースを、練習から考えているだろうなぁと言う子は、やはり試合で使っていました。
もちろんジュニアなので、マズイ場面での使い方もあるのですが、僕的には全然許容範囲です。
練習ではやっているのに、試合で全く使わなかった選手の特徴は、やらなければいけない場面の時に、「自分のやりたい事」を優先する子だったのではないでしょうか?
一言で言うと我慢が効かない子ですね。
身につけた技術を試合と言う本番で使う為には、無意識のレベルまで反復練習をする必要がありますよね。
その反復練習の中で自分なりの工夫を探すのが重要だと思います。
ただ言われるがままに反復練習をこなしていたり、反復練習に飽きたりしてこなしていると、自分なりの工夫がないので試合で発想が浮かばないのではないでしょうか??
コーチがレッスンの中で「具体的に教えた事」の背景になる抽象的なモノを考えられるかどうか??
がまずは第一段階だと思います。
「こう言うショットをこう言う場面で打つ」
と聞いた時に、
- なぜその打ち方をコーチがさせたいのか?
- なぜその場面なのか?
- その他の選択肢はないのか?
それが出来たら、今度は技術の背景にある抽象的なモノをバックボーンに、実際の本番で、今度は自分が具体的な技術として出せるか?
が第二段階ではないでしょうか??
具体的(レッスン)→抽象的(背景)→具体的(本番)
を段階を踏んで考えられるかどうか?
それはいつするのか?と言うと、反復練習の最中ではないのかな?と思うのです。
基礎練と試合が一番上手くなると言われた事がありますが、こう言った段階を考えてやらないと、意味がないのでは?と思いました。
こう言った事をジュニアに伝える時に、一番苦労するのは、どう言う例え話をしたら分かりやすいのか?ですね。
ここが一番頭を悩ませるトコロです…。