Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

ようやく肩関節に。

肩甲骨の動きはかなり重要だし、意外と意識し易いと思います。
肋骨と肩甲骨や肩関節のユニットは、骨単位では鎖骨を通じて胸鎖関節でのみつながっている。

胸鎖関節から腕を動かす感覚の人と、肩関節から先だけしか動かない人とでは、回転半径が違う=出せるパワーが違う。リーチも違う。
胸鎖関節から動かす事は使う筋肉も違ってくる。
大胸筋などの大きい筋肉を使えるし、精度に関しても大きい歯車の方が軌道は安定しやすいとも言える。

この動きの筋力や柔軟性を持っている事は、非常に重要だろう。
硬く肩甲骨が貼りついている様な背中は、肩や肘の傷害も多いのでは?

肩甲骨は背中に対して真っ直ぐになっておらず、前方向にほんのわずか傾いている。
その角度は水平面に対して約35°。
この角度にテイクバックを、と考える。
サービスに関してもゼロポジションに持っていきやすいと思われる。

腕を挙上する場合、肩関節が動くのは120°。加えて肩甲骨が上方回旋するのが60°。合わせて180°となる。
以前、河内一真選手の挙上が180°に行かなかった時に、スタッフが肩関節の柔軟性を疑ったが、背中や肩甲骨の柔軟性を疑ったほうが正解だったのでは?