Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

ちょっと厳しめに思う事。

テクニックに限らず配球等にも言えるが、「ある程度の段階になれば」生徒自身が方法を模索する指導をすべき。
コーチは傷害とならない程度に上手く誘導する。そうしないと、実際のコートの上で試合中にパニックになりやすい。自身で考えなくなる。
一方通行の指導は生徒の判断力を奪う。
良く言う「真っ白になった」状態になりやすい。

時間はかかるが、対話式のレッスンはそういう意味ではかなり必要。
何故そうしたのか?
その為にはどうしたらいいのか?

凄く簡単な答えでも、中々出て来ないし間違ってることも多い。

但し、生徒の答えは否定は絶対しない事。その答えを尊重した上で「こう言うアイデアもあるんじゃないか?」と提示してみる。YES→BUT方式。注意点は生徒自身の答えではなく、「コーチが求めてる答え」を言いがちな事。

技術方針を打ち出す事も重要かもしれないが、少し手をかけて「身体意識」を向上させる手法をとった方が上達しやすいと思います。

今ならそれが出来る機材もある。
一昔前では考えられなかった事だけど、新しく出来る事が増えてるのに指導方法が旧式のままなのはコーチの怠慢ではないのか?

但し生徒側の問題もある。
今は色々な指導方法がネットで手に入る。雑誌系も負けずと「すぐに出来る!」的な打ち出しをする。

情報がどれだけ早く入る様になっても、それを習得する人間の身体は変わっていない。


以前より習得の結果まで早く求め過ぎる傾向がある。これは保護者も同様。

情報が早く手に入る分、習得までの時間差は逆に開いたと言っていい。
又情報が多いので、一つの技術を掘り下げて考える事が少なくなった。
生徒が自身で模索して、得られた技術を違う技術とつなげたり、少し自分風にアレンジしたりと言う感覚が少ない。

すぐにコーチにググってくる(笑)。

結果を早く求めさせない事が重要。

結果を出すまでの過程を評価する事。


但し過程の上で「検討」して終わっている事と、「検証」して終わっている事はキチンと分けて評価すべき。

試合では結果しか考えなくなるので、コーチや保護者しかその選手の過程で苦しんだ事を評価出来ない。