Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

VISION54について

先日テレビで見て凄く興味を持ったので、早速本を購入しました。

宮里藍やA・ソレンスタムなどを指導した、メンタルコーチのピア・ニールソンの著書です。
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その中でも印象に残った話を一つ。

人間を木に例えると、技術は枝葉です。
颯爽と枝葉が茂っているのはかっこいいですが、それ以外を考えて下さい。
自分がどんなゴルフがしたいかというビジョンが幹です。
そしてその下に人間という根がはっているのです。

その人間と言う所は、テニスでもジュニア達に知ってほしい部分です。

「テニスが上手いこと」は僕にとっては凄くくだらない事なんです。

「どんなテニスをするか?」よりも「どうテニスと関わっていくか?」です。

テニスを通して、何を学んで気づいていくのか?

更にピアは続けます。


スコアが悪くて枝葉が伸びていないように感じても、幹や根は成長しているのです。幹や根がしっかりしていれば、そう言う時期がくれば枝葉はしっかり茂ってくれます。
ゴルフが人生の全てではありません。
スコアを気にし過ぎて、楽しむ事を忘れると、結果的には幹や根の成長に気づけず遠回りになります。
どんなゴルフがしたいか?はどんな人間になりたいか?と同義なのです。
自分のゴルフに得意不得意があるように、自分と言う人間にも弱い所があるのを認めて、それに付き合っていく。
そうしてゴルフも人生も颯爽と茂った良い木になっていく。
ナダルのドキュメンタリーでも同じ事を言っていました。
「テニスが人生の全てではない。」
だからと言って、ナダルがテニスに対していい加減にしているわけではありません。
本当に凄く真摯に練習してます。
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何事もバランスが大事なんだと思います。

これは本当に伝えるのが難しいですね。

でもこう言ったバランスやテニスと人生の関わり方をキチンと理解出来る人が、やはり結果的には伸びていくのではないかな?と思いました。

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