技術量について
5/4〜/8の間、大分県のスポーツ公園テニスコートにて全国小学生テニス選手権九州予選大会が行われました。
EARNEST TENNIS ACADEMYからはプレイヤーズクラスから糸永龍矢選手が単複で出場しました。
また他所属ですがベーシッククラスからも2人出場しました。
試合を見ていて思ったのが、「技術量」の違いでした。
どの選手も県の代表だけあって、ボールもしっかり打つし凄く動いていました。
しかし使っている技術の種類が少ない選手が多かった様な気がします。
シッカリ打って、走ってつなげて、チャンスボールが来たら踏み込んで高い打点で打つ。
そこまではやはり出来ていて当たり前ですが、それだけなら上のレベルの選手に当たると、やる事がなくなってしまいます。
そして選手自身にアイデアを持たせようとすれば、技術の量と言うのはやはり必要なのではないでしょうか?
高さ・角度・回転・スピード・長さなどを、6ストロークで使おうとしているか??
身体のサイズが劣っている選手がどう戦うか?
そのアイデアを使うための道具を持たせてあげられるかどうか??
特に12歳以下は「打てる」か「走れる」とそこそこの戦績は出ます。
しかし14歳以下辺りから、第二次性徴が始まり体格的にも筋力的にも上がって来るので、「打てて走れる」のが当たり前になってきます。
「つなげる」と「決める」の間の「崩す」ショットが必要なレベルになった時に、技術量が少ないと選択肢が狭くなります。
身体が小さくて直ぐロブを抜かれるとしても、ネットプレイに挑戦させていかなければならないと思います。
スイングスピードが遅くてもショートクロスを覚えて欲しいですし、スライスショットは未熟でもドロップショットを使って欲しいと思います。
得てして打てる選手ほど、ショットコンテストみたいな試合をして負けて帰って来る事が多くあります。
ゲームがテニスだと思うので、テニスが上手くなるにはゲームでのショットの使い方を覚えて行くのはかなり重要だと思いました。
もちろんその技術の土台となるのは、身体能力の開発になると思います。
それが両輪で上手くバランスが取れると、見てても面白い「良いテニス」になるのでは??と思っています。