Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

試合の流れを読む事について

コロナウィルスによる大会の中止などが相次ぎ、選手達のモチベーションの行き場所が難しい時期です。

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その為先日雨の日に、プレイヤーズクラスでミーティングを行いました。

その中で「試合の流れを読む」と言うテーマが出てきました。

ゲームが進めば相手のテニスの傾向も分かってくるはず。

その中での「流れ」だと思います。

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では試合の流れを読めない選手は、何が足りないのか?

 

個人的に思うのは、

「それまでの試合の内容を覚えているのか?」

と言うのが重要なのでは?と思います。

全く何も知らない選手が、突然流れを読んでゲーム性豊かにテニスをするのは、かなり難しいと思います。

様々なテニスの試合を知っているか?が必要なのではないでしょうか?

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今までお会いできた選手の方々は、ほとんどの方が過去の試合の事をよく覚えている方が多くおられました。

松岡修造さん、ボブ・ブレットもそうでした。

勿論小浦先生も、以前の伊達さんの試合やご自身の試合もかなり詳しく覚えておられます。

実際話していても、試合の中のどのポイントのどのショットが…と言う話をされたり、過去の試合の内容も、凄く覚えておられます。

 

逆にジュニアで、余り試合の流れを読めない選手は、ほとんど覚えていない事が多いと思います。

 

記憶力と言うのが、試合の流れを理解する事に凄く重要なのでは?と思います。

では、何故記憶力がテニスで発揮出来ないのでしょうか?

 

記憶を作るのは、脳の「海馬」と呼ばれる部分らしいです。

その海馬のすぐ横に扁桃体と言う部分があるらしいです。これは感情に関わる部分らしく、海馬と密接な関係にあるみたいです。

「感情が動いた事は、記憶に残りやすい」と言えるらしいです。

 

実際社会の年号覚えるよりも、ポケモンなどの事を覚えるでしょうし、生物としても「怖い」「危ない」と思った記憶を覚えておかないと、同じ経験は生命の危機につながります。

 

つまりテニスに関しての記憶力が発揮出来ない原因として、「テニスが好きか?」と言うのが重要だと言う仮説が立てられます。

 

「テニスをするのが好き」と「テニスが好き」ではかなりの違いがあると思います。

どんな世界でもトッププロは、めちゃくちゃのめり込んだ時期があると思います。それを本人は苦行と感じない位好きだから出来る事だと思います。

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ゲームの内容を覚えていなかったり、ポイントを覚えていない選手は、結構プロ選手に対しても関心が薄く、試合も見た事がないと言うのも珍しい事ではありません。

 

「ミル」と言う漢字は本当にたくさんあります。

見る、観る、看る、視る、診る…。

テニスが好きで、テニスをたくさんミル選手は、ゲーム性が高い選手の一つの条件だと思っています。

 

またただ見るだけではなく、テニスに関して感情が動く事が重要であり、その為にはテニスが好きな事と感性が磨かれている事が重要だとも思います。

五感を使って感性を磨く。

 

そう言った生活をしている選手は、試合の流れを感じて読めて、上手く使えるのかもしれません。

テニスだけしていれば良いと言うのは、ある時期から本当に難しくなると思います。

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