Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

アピールするという事

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EARNEST TENNIS ACADEMYをスタートしてから、久しぶりに色々な所に足を運ぶ事が多くなってきました。

 

その中でパーソナリティについて気になった事を一つ…。

これ書き方によってはかなり誤解受けるんですが…。

 

テニスは言うまでもなく個人スポーツです。

対人スポーツでもあります。

なので練習の中で、個人を主張して行動し、かつ周りに気を使える様に指導しなければなりません。

 

そのバランスがめっちゃくちゃ難しいと感じています。 

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まず思ったのは、単純に自分をアピールできたかどうか?です。

例えば小浦塾であれば、小浦先生に名前を覚えてもらえるかどうか?

 

プレイでももちろんそうなんですが、当たり前の事ですが挨拶や返事率先してやるべきですし、自由に練習コートを選べるなら一番見てもらう確率が高いコートに行ったり、一番楽にプレイ出来るサイドに行ったり(例えば日陰で眩しくない)すべきです。

 

そう言った事は状況判断をして、自分が有利になる様に選んでいくということ。

 

そこを他の押しが強い子に負けて目立たない端のコートで、眩しくて暑いサイドでプレイして良いアピールは出来ないですよね。

圧倒的な実力があれば別ですが(笑)。

そこは普段の練習からの癖つけだと思いますし、実際色んなクリニックに行っても、目立つコートのトップにいるのは勝ってる(もしくは今後上がってくる)グループの子が多いですね。

デモンストレーションの時にすぐ手を挙げる子とか。 

 

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そうやって「俺が!俺が!」と言う気持ちが強い選手でないと、トーナメントを勝ち残るのは1人だけなんですから皆んなと一緒が気持ち良いと言うタイプでは無理だと思います。

早いラウンドで負ける選手が人数が多いんですから。

 

 ただ「俺が!俺が!」が強くても、周りを見て気を使えないのは試合(ゲーム)に弱いと思います。

 

前述した様に対人スポーツですから。

 

気を使えると言うのは「相手の気持ちを慮れる」=「相手の嫌な事がわかる」と言う事。

相手の嫌な事を考えない選手は、自分のプレイの出来や満足感しか考えません。

勝ってると「調子良い」負けてると「調子悪い」となります。

結果「テニス」と言うより「ショットコンテスト」みたいな感じで試合が終わってしまう事もあります。

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そんなに「調子良い」日ばかりではないのが実際ですし、そんな水もののは本当の実力とは言えません。

調子が悪くても勝たなければいけない試合はたくさんあると思います。

 

相手の嫌な事を考えない選手は、相手の弱点を探そうとしないし、例えば相手が疲れてるかどうか?も気づかない。

よく他の人と話してるのに空気を読まず割り込んでくる子とかに多いですよね。試合とかだと相手が足を攣ってるのに気付かずに負けたみたいな事も実際にあります。

 

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プレイも相手が嫌がるかどうかを考える選手は、「自分のショットで相手がどこまで動いたか?」を考えるんでしょうが、嫌がるかどうかを考えない選手は「自分のショットの落下点が良かったかどうか?」しか考えなかったりします。

 

うーん、難しい…。

ぱっと聞くとアピールが強い事と、状況判断して気を使える事は相反する様に感じますが、それが良いバランスである事が、選手としての良いパーソナリティの一つではないでしょうか?

 

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毎日の練習やドリルの中で、そこを見抜いて指導していく事も本当に重要だし、何よりそう言ったパーソナリティは日常から作られるので、コーチだけではなく保護者の理解も必要と言うのが最も難しいところかもしれません。

 

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選手だけではなくコーチ側も戦ってアピールしていかねば!と猛省しました。

 

夏のシーズンが終わり、いよいよ秋のオフシーズンが本格化。

技術の開発やその反復練習時に、こう言った事も選手に伝えていきたいと思います。

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