ランニング動作とテニスの動作

日本人のランナーと外国人のトップランナーとの違いとして、着地の足の着き方が違うらしい。

日本人は身体の重心に対して前に着こうとするから、踵から着地する。

対して外国人のトップランナーは重心の真下に着こうとするから、足裏全部でフラットに着地する。

日本のテニススクールでよく言われる「拇指球に乗る」という表現や、「踵から踏み込む」という表現も、この事から少し疑ってかからないといけないのではないか？

伊達公子選手はスプリットステップを足裏全部で踏むらしいし、実際走って行って踏ん張って切り返す時に、ハードコートで「パン！！！」と音がするくらいフラット着地する。

ボレーの踏み込みも特にパンチボレー系はかなりの音がするし、ストロークを打ち終わって後ろ足が前に出てきた時も、フラット着地になる。

決して拇指球に乗って身体の回転は行われていないし、場合によっては踵で回る場合もあるのではないか？？

ランニングの着地足一つで、これだけ色々と思いついて試す材料があるのは、僕みたいな性格の人間には楽しい限りです（笑）。

古武道をスポーツに生かしたり、ファンクショナルトレーニングの様な最近の流行り？のトレーニングを考えたりも面白いですが、ランニングと言った当たり前の動作にもヒントはたくさんあるもんです。