Earnest Tennis Academyのブログ

大分県のジュニア選手対象のテニスアカデミー!

「脱力」と「リラックス」について

つい先日にある生徒さんからの質問がありましたので、それを。

 

「力を抜け、脱力しろ。」と言われていて、それが上手くいかないとの事でした。

脱力??

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個人的には脱力と言うのは、全く力の抜けた状態で緊張感がないものだと思っています。

そして今回で言うリラックスは「いつでも全力が出せる緊張感の伴うモノ」だと考えています。

 

100m走で「位置について、よーい…」と言われた時に力んでると確かに良いスタートは切れません。

でも脱力しても出来ないと思います。

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「いつでも0%→100%になれる緊張感のあるリラックス」がテニスでは必要だと思います。

脱力だと0%→10%→20%…と言った具合にある程度の100%になるまでの時間が必要だと思います。

 

例えば上に向かってボール付きをしていても、空中にボールがある時には次の面を意識して用意しているし、その腕は脱力ではなくリラックスだと考えています。

 

ボレーなどで瞬間的に握らないといけないと言う指導の場合は、インパクト前に脱力してると結局上手くパンチ出来ない事が多いと思います。

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特に握力の低い女性やジュニアには、脱力してインパクトで握ると言うのはとても難しい作業なのではないでしょうか??

 

グリップの太さがあっていない事や、握り方があっていない事や、使う指の感覚が合っていない事など、様々な理由があると思います。

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そこに脱力と言う指導は、なかなか難しいなぁと感じました。

コーチ側が言葉足らずなのかも知れません。

僕自身も言葉足らずでコーチングのギャップ」を感じる事がたくさんありますので、気をつけないといけないと思いました。

 

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